アメトーークで個人的に一番好きな「RG同好会」の話。

アメトーークみなさん見てますか。

今やお年寄りから子供まで見ている大人気バラエティ番組。

僕自身も中学生の時から見ており、毎週欠かさず視聴しています。

一時期少し波がありましたが、日曜にも放送が始まったことで、木曜はニッチ、日曜はキャッチー、といった感じですみ分けが行われて、また面白さを取り戻してきているように個人的に思います。

 

 

アメトーークって、「くくりの説明⇒あるある⇒応用編」っておおまかな流れが完成されていて、非常に見やすい。

この流れのおかげで、まったく自分が知らない分野の話でも、終わったころにはちょっと興味がわいてたりします。すごい。発明。

個人的に好きな企画はいっぱいあるんですが、その中でも好きなのが一人の芸人にフィーチャーする企画です。

「どうした!品川」「小沢という変人」「小杉イジりたい芸人」などなど、いっぱいありますが、ほぼすべて名作。

アメトーークの作りは、こういった芸人にフィーチャーする企画にもぴったり当てはまるんですよね。

そんな中でも僕が一番好きな企画が「RG同好会」です。

放送は2010年。もう8年前ですね。

今となっては割と知名度のあるRGですが、当時はまだそこまで有名でなく、一般の人もHGのおもんない相方くらいの認識だったと思います。持ちネタの「あるある」もみんな知りません。

だから当時の放送前は僕も「なんでRG?」ってなりましたし、実際に番組の冒頭に恒例である「僕たち〇〇芸人です!」の瞬間も、お客さんがRGが主役だと聞いて「えええーーー!!」とがっかりするくらいでした。

そのくらい知名度もなければ人気もない芸人だったんですよね。

 

番組ではケンコバ・小藪・友近・大吉・バッファロー吾郎・鬼奴といった力のある芸人が、脇を固めます。

RGは出てきて最初に「アメトーークあるある」を歌いました。

今ではウケるネタですけど、ほとんどウケず、不穏な空気のまま始まります。

そこから「RGとは?⇒RGあるある⇒RG応用編」という風にいつものアメトーークの枠に入れて、RGについてトークしていきます。

観客は「大丈夫かよ」って思うところから始まるんですが、企画が進むにつれて、ひな壇の力ある芸人たちのトーク、それに対するRGの心臓の強さと天然の面白さによって、どんどんRGの魅力に引き込まれていくのが、見ていてわかるんですよね。

最後にまたネタを披露するんですが、観客も最初の時と違って盛り上がって終了。

最終的にはみんな少しRGを好きになって終わったように感じました。

 

これってほんとにすごい。

芸人にフィーチャーする企画は色々ありますが、この当時のRGほど知名度のない芸人の企画は今現在でもなかったと思います。

小沢にしても品川にしても「何かおかしい」とか「好感度低い」といった情報が前提としてある企画だったし、知名度もありましたが、RGの場合はほとんど「無」といっていいほどの芸人でした。

そんなRGにフィーチャーして、存分に魅力を引き出した。RGをどう扱えば面白くなるのか、という説明書にもなってる。

観客の最初のRGへの関心のなさがどんどん興味へと変わっていく様子は、ある意味「RG」という一人の芸人のちょっとしたドキュメンタリーとして成立しています。

 

色々と書きましたけど、こんな感じの理由で僕はこの「RG同好会」が一番好きです。

アメトーークという番組の良さがよーーーくわかる企画です。

是非一度見た人も、見たことがない人も見てほしいです。

 

アメトーーク! DVD 12

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ご愛読ありがとうございました。

初のちゃんとした記事でしたが、こんな感じでこれから書いていこうと思います…(笑)

すんすんやでした。